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2013年 07月 05日
6月は二度も福島の我が家へ往復した。それぞれ数日ずつ。
やっと始った除染作業。私達よりもずっと住んでいる村の住民には長ーい待たされ時間だったろう。 昨年末から住民の居る家から始まり、我が家は6月に入ってからとなった。 いわき市は国の除染管轄でなく、市の管轄でやっている。2011年に早々と風評被害をおそれて全市安全をアピールし、待機区域を外したのが市の方針とは矛盾しているように見えるが、まあ現実に線量が特に高い地域があることは認めているのである。 今まで私は我が家にての線量をあまり公表しては来なかった。 何故かというと、当初は線量計によって数字が違うことや、公発表も裏での操作があることなど、いろいろがあり、あまり騒ぎたくないという、周りへの影響を考える気持ちから躊躇していた。 でもこの2年して、だいぶ、線量計の個体差や数字に対してもそれぞれの判断があり、どう放射線と付き合って行くかもそれぞれということが定着して来た気がする。まあそろそろ我が家のことを言っても、周りに迷惑はなかろうと思う。 2011年は、外では普通に2〜4マイクロシーベルトであった。森の庭、トイの下などでは6マイクロを指す所もあった。室内で閉め切って、1〜2マイクロ。 自然に徐々に下がって、今年始めは外で1.5〜マイクロ、室内では0.6~0.8であった。 それが今回は、外で0.8~1.3 室内で0.2~0.3ほどになった。まだ家回りの草や枯葉を取り除いた段階だが。除染の効果と自然の低下と両方であろうか。。 (ただし、今まで測っていた線量計とは違う線量計で測った数値) 現場責任者の弁では、「袋が何百個になるかはやってみないとわかりません」 問題は、取り除いたはずの放射性物質が、トン袋という袋のまま、我が庭と駐車場に積み上げられる。要するに集められるだけ。。そしてそこの空間線量は1.5~2.3マイクロを指す。。 より危険な箇所が、敷地入り口に(必ず通る所に)出来たということになる。 ちなみに、地域の中では国道に積み上げられている。地域の公民館は5メートル〜10メートル距離で四方にトン袋の山が出来ている。その真ん中の道路では2.8マイクロを指した。良いのだろうか・・・・。住民のことを考えているのだろうか、、NOは明らか。 中間貯蔵施設が決まらないまま、地域ごとに集積しておくのだが、その場所がやっと決まったところ・・、これから整備しそこに集めるという。この状態で、またどのくらい待たされるのか、、、不明。 除染に作業を請け負っているのは、地元の業者。働いているのは若者が多い・・、言葉が浮かばない。
by mitry_macrobian
| 2013-07-05 19:58
| 被災/原発
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