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2010年 03月 14日
老健施設に居る義母に会いに行った。
痴呆がひどくなり施設に世話になってかれこれ6年くらい(?)、時々訪ねては様子を見てくる。 何もできないが、できるだけ楽しい時間と笑顔だけでも届けたいと思って一緒に過ごす。 その時々機嫌の良し悪しがあるのだが、昨日はとても元気だった。 言葉の数が少なくなってきているので、話したくても長続きせず、もっぱらたいてい歌を歌ってともに過ごすことが多い。 「むかしむかし~うらしまが~助けた亀ににつれられて~」ここまで来ると歌詞を忘れて出てこないので、そのとき義母はどうするかというと、赤ちゃんをあやすときにやるベロベロベロバーッというように、舌を急速に動かし音を出すことをはじめる。 そして歌の繰り返しとともに、時に「あはは・おほほ・わー」と言っていろいろな表情を作ってみせる。 その時に手も一緒に結んだり開いたり。 昨日は楽しくて仕方なかったらしい、ハイテンションでそのまま大声で歌うこと1時間。 喜んでもらうために私も施設じゅうに聞こえるような大声で一緒にやるのだが、はたと気がついた。 おばあちゃんは、なんという健康法を自力でやっているのだろ!と。 歌う、舌を動かす、唇を震わす、あいうえおを大きく口を開けて発声する、、、どれもすごい呼吸法。 唾液を出す健康法。 付き合ってやっていた私のほうが、くたびれた。 おなかの底から胸の底から呼吸して、軽いジョギングをしたくらいの有酸素運動かもと思うくらいだった。 えらい!おばあちゃん。 リハビリプログラムなんて、おばあちゃんには不要だわ。 転んで以来、下半身は車椅子生活だが、余っているからだのエネルギーをこうやってますます活性化させてるのだから。 帰りの車中、夫と二人で「私たちも毎日二人でやろうかね、やらなくちゃね、ベロベロバー!」 笑った。 エーッ、私よりも40歳近くも歳が上~!と気がついて冷や汗・・。 おばあちゃんに教えてもらった一日だった。 明日で94歳になるおばあちゃん、この感じだと、100歳まで行けるかもね!! フレーフレー! chiaki
by mitry_macrobian
| 2010-03-14 16:20
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