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2007年 11月 24日
夏のオーストラリア、シドニーに来ています。
さわやかな風です。 ○ 長くない滞在の中でたくさんのことをするので、忙しく動いています。 おとといは、ブルーマウンテンの友人たちを訪ねました。 大自然も友人たちも変わりなく、本当に暖かく迎えてくれました。 ここでのオープンハートなコミュニティ、私には宝物です。 ○ 昨日は、シドニーの大学でファッションデザインコースを学んでいた娘の 卒業ファッションショーに行ってきました。 テレビで見る華やかな世界とまったく同じ華やかさのショーが大会場で行われ、 ドレス姿でおしゃれなお客たちでいっぱいでした。 その中で、旅行服でカメラを持った私たちでしたが。 大きな舞台に、学生たちがこの数ヶ月で仕上げた作品が、次々、 個人のデザイナーとしての名前と一緒に出てきます。 娘の名前がマイクから響きました。私はドキドキ。 デザインからパターンから縫うまで、すべての作業を一人で仕上げた11体の服を、 きれいなモデルさんたちが着て、かっこよく出てきました。 そのあとで、小さな娘がでてきました。 この3年間の彼女の苦労と努力を思うと、涙が出ました。 3年間ノンストップで学ぶコースは、とてもハードで厳しいらしく、 学生の半分がドロップアウトするそうです。 場違いかと思うほど華やかな贅沢な世界で、決して楽ではない外国での生活もしながら、 貧乏学生で学ぶのは大変だったろうと思います。 学費が高いので、それ以外を抑えなければならない生活、 穴の開いたスニーカーを何ヶ月も新調できなかったりと・・・。 時には泣きながら、身体を壊しながらの3年でした。 この卒業作品、 皆は高価な生地を買って作るのに、彼女は安いセールの生地を探したそうです。 扱いにくいし、見た目も違うのを承知で。 ショーのモデルにはかせる靴も、友人たちは200ドルもするものを買うのに、 彼女は10ドルのを買い、自分で皮を張り、作り直していました。 たくさんの服をいっぺんに作るのはあまりの大作業なので、お金を払って縫い子さんに 外注してもいいのに、彼女は全部自分でやりました。 肩が凝って、首が落ちそうだと言いながら。 でも、最後に出来上がった彼女の作品群は、見た目に派手で驚かせるようなものでは なかったけれど、その分、十分に彼女ワールドができていて、 シックで面白い雰囲気が出ていました。(親の欲目かもしれませんが・・) 卒業おめでとう!!よくがんばったね!の夜でした。 ○ 明日は移動。自然の中で1週間の半断食セミナーです。 手伝ってくれるすばらしい仲間たちがいてくれます。 もうすでに何回もやっているリピーターの人たちも来てくれます。 そしてまた新しい出会いと学びが楽しみです。 日本では出会わない身体や問題に直面しますが、いずれ日本人の上にも そうなるだろうと思うようなことなので、良い経験ができます。 この国の人たちと、この美しい自然の中でやれること、嬉しいです。 メールがつながれば、その様子、また報告します。 chi
by mitry_macrobian
| 2007-11-24 12:38
| 旅
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