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2014年 05月 31日
山形から山菜がたっぷり届きました。わーい! この3年、夫の高校時代の友人が家の廻りで採取したものを送ってくれます。ありがとうです! ウルイ、アイコ、ミズナ、ワラビ、ワサビ。アイコは福島の我が家になかった初出会い。早速ゆでると、本当に美しい野性の色と香りが現れます。お湯に入れるとすぐ火が通り柔らかくなります。味も程よい個性があります。 山菜は採るのも手間、下ごしらえも手間、でもこの作業時間がなんとも良いのです! ゆったり生活時間が流れる・・。 そして、手をかけるごとのマジックのようなでも素直な変化が好きです。 先日福島に帰宅した折り、近所に住んでおられる方達と話になりました。「今年は安心して山菜が食べられる」と喜んでいました。「フキ、タラ、ウドはほぼ大丈夫、シドキとワラビはちょっと数値が出るから食べられねえんだ」と。 地域の誰かが採取して放射能測定をし、皆がその情報を共有するそうです。田舎に住むということは、季節の恵みと一体である事がいのちの喜びですから、皆さんのうれしさ、よくわかります。 「蕗は塩漬けしておいて、ゆでるから、食べる頃にはもう全然放射能はないんだって〜」と言ってました。 皆さん勉強しつつ考えつつ懸命に自然と共に生きています。 ただ、国が決めた測定の数値基準をどう考えるか、測定器の能力、数値設定が正しいかどうか、、このようなことは良くわからず、安全ラインも個人の判断に任されている現状だと思います。 「風評被害」という言葉がこの3年流布しました。 そして今も自治体や国はやっきになってこの言葉を使っているようです。時には人々の優しさ、良心、心情を巧みに利用し、逆手に取り、政策優先の道具として使うかのような。 私にはこの言葉はなじめません。。とても使い方が難しい言葉だと思います。 届いた元気な山菜からこんな話になってしまいましたが、いつでも、どこでも、自然に感謝して頂きます。
by mitry_macrobian
| 2014-05-31 12:22
| 自然
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