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2010年 03月 27日
今治市で二泊三日のセミナーをした。
1週間のセミナーの体験版みたいな感じでの予定だったが、内容はより濃いものになった。 私たちとしては地方でその地域でセミナーができるほど関心のある人たちを探すのは大変なことを知っている。にもかかわらず井上さんの努力で開くことができた。 そんな中で、せっかく来てくれた人たちに、できる限りの収穫を得てほしい。なので、講義・内容はより充実させた。 思うに、私たちが出会うたくさんの人の傾向なのだが、 マクロビオティックを勉強している、コースをとっていると言う人のほうが、話を聞くと難しい穴に落ち込んでいることが多い。生き生きと生きていない。 何も知らず、白紙でセミナーに来ていただいた人たちのほうが、食事とうまく付き合って日常に生かして、一年もたつと見違えるほどの前進を遂げ、慢性病もメタボも治し、一生の杖として生きていたりする。 これは面白い現象。そして困った現象・・。 現代人は頭を使うことが好きで、頭によって生きていると思っているふしがある。 食やいのちのことは、頭では決して捉えられないのに・・。 これを勘違いして、食を知識として頭に入れ、使いこなせず自分を苦しめてはいけない。 頭で理解して、頭で正しいことをしていると思い込み、頭で正解を求め、 現実のずれが見えないまま、心を苦しめて、結局、幸せを実感していないなら何かが間違っているのだ。 ここの修正、点検が必要となる。 体と心を通した体験、実感、心の底から感じる感動・・・・・ それらが人を本当に変え、動かすのだと私は思う。そのとき「幸せ」と感じるのだと思う。 最終日、 桜が綻び始めた山の上から、しまなみ海道がかかる瀬戸内海見渡し、子供のように歓声を上げて遊ぶ皆の姿に、心が新鮮な空気で膨らんだかなと、うれしくなる。 今治の地は、学校給食が地産地消、自校方式を早くから取り入れた全国でも先駆の地域。 この土壌で、これからもますます食の知恵を使える人が増えていくだろうと思った。 また来年も行くことになるだろう。 chiaki
by mitry_macrobian
| 2010-03-27 18:11
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